晴れは鎌倉、ときどき東京

鎌倉に移住し、半農生活や新しいライフスタイルを実験中

2年がかりで菜園が完成!

コロナのお陰で、仕事が完全にリモートになり、生活スタイルは晴耕雨読?にシフトしたおかげで、去年は断念した菜園を完成する事ができた。

 

1.有機栽培エリア(約25㎡)

2.ハーブエリア(約2㎡)

3.自然農エリア(約12㎡)

4.プランターエリア

5.山あいエリア

 

1.の有機栽培エリア

一番苦労したのは、もちろんここ。 

 

ちなみに、去年の初期の状態はこれ。

 

 

住宅用の土地のため超粘土質かつ岩だらけ。まず天地返ししようにも、スコップが入らない。シルバー人材センターに開墾を依頼すると、これは何日かかるかも全く読めないので、断られた。

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そこになんとかスコップを入れ、岩をどけて、ふるいにかけて、堆肥や米ぬか、もみ殻や草木灰を入れて土壌改良していく予定だったが、やはり仕事の合間には完成できず断念。

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ちなみに、去年で半分くらいは開墾したけど、出てきた岩は2立米(2000リットル)!今年も同じくらい出たので、凄い筋トレになったはず^ ^

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そして、今年。

コロナ禍のステイホーム期間に、筋肉痛腰痛になりながらも気合で開墾。畝もマルチも、カラスよけの網まで作り、遂に完成。

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最後の1列もやっと完成。

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奥の畝から順に、

そら豆(そろそろ終わり)が3列

ズッキーニとイチゴが1列

ナス科(トマト、ナス、万願寺)で2列

ウリ科(きゅうり、冬瓜)で1列

 

あまりに嬉しくなり、いろんな方向から撮ってみた。

そもそも、このネットも昨年の台風19号の反省からレジリエンスを強化。これはまたどこかで書く予定。

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家の2階から

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家の中2階から。4.プランター エリアも。

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真横から

ということで、達成感いっぱい。

2.のハーブエリア


 次は、ハーブエリア。こちらは、去年に完成していたが、今年は妻が育てたハーブが全てうまくいき、大活躍。

 

こちらが去年の状態。

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こちらが、今年の状態。

今年はハーブは一切買わなくて良いほど、このハーブ園で賄えている。

 

3.自然農エリア 

自然農エリアは、1.の有機栽培エリアとは別の、裏庭に当たる場所にあり、去年はこの岩だらけの箇所を開墾せずにどれくらい自然農でいけるかを試してみた。

この写真の3つのエリアに分けて試した。

赤:耕起(耕す)+堆肥で、そこにタネを蒔く

緑:耕起(耕す)のみで、そこにタネを蒔く

青:不耕起(下は岩だらけ)で、そこにタネを蒔く

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自然農エリアの3つの区分

住宅用の質の悪い土、そして何より岩だらけの土でも、自然農でできるとしたら自然農万歳だと思い、試してみた。

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不耕起自然農エリア、初期の状態

 

結論から言うと最初ある程度育ってびっくりしたけど、初期段階から虫食いがすごく、最後はこれでもかというくらい食べられてしまい、散々な感じだった。これについては一度自然農のやりかたとともに別で振り返る予定。

 

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とう立ち、虫食いなど、正直食べたくなる感じにはならなかった。



 

 

今年はその反省も踏まえて、自然農エリアを4つに分解。

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自然農エリアの全体像

赤:ブルーベリー、柑橘など果樹エリア

ブルーベリーや山椒は去年より大きくは変わらず。

柑橘はレモン、ゆず、金柑、せとか 、スダチを植えた。

 

青:耕起自然農エリア(黒豆、枝豆など)

レイズドベッド(緑)を設置するために掘った土をここに入れ込んだ。

コンポストからの自家製の落ち葉堆肥を入れ込んだ以外は何もせず、

栄養がなくても大丈夫な枝豆、黒豆を植えた。

 

橙:不耕起自然農エリア(とうもろこしなど)

不耕起の有効性が、データで明確になっているのはトウモロコシくらいと聞いた(要論文など検証)。

個人的にはトマトなどは不耕起の方がうまく行く感覚はあるけど、意外にこのレベルでも科学的な決着がついていないというのは面白い。

 

緑:レイズドベッドでの自然農エリア

ここが最近頑張ったところ。

昨年の反省から、わざわざ住宅用の土壌を、改良することなく使うのはやめた。自然農をやるというのは、川口由一氏がどこかで語っていたが、そこに雑草が生えるのであれば、何か適した野菜が育つはずだし、福岡正信氏のように種爆弾を投げた時に、何か育つものがあるというのもわかる。

 

自然農法 わら一本の革命

自然農法 わら一本の革命

  • 作者:福岡 正信
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 ただし、煩悩まみれで、あれが食べたい、これが食べたいという野菜がある自分にとっては、そこまで自然に委ねすぎる(もしくは教条主義的になる)ことはフィットしない。実際、自然農の多くは元々水田、荒地など自然な環境がスタートであることの方が多いとおおうので、わざわざ住宅の土壌を自然(nature)と捉え、そのまま使う必要はないなと思ったので、土は作り変えることにした。従って、そのままの土を使う自然農は、トウモロコシ(橙)や枝豆(青)などの一部に限定した。

 

いろいろ考えた結果、レイズドベッドを使った、自然農を意識し、介入を限定した軽い自然農をすることにした。

レイズドベッドは、様々に調べた結果、カインズのどこでもガーデンフレーム90cmに決定。本当は2段にしたかったけど、コロナで?生産していないのか、試しに1段目まで買ったところで品切れ。しょうがないので、ガッツリ掘って高さを稼ごうという戦法に出ることにした。

https://www.cainz.com/shop/g/g4549509294030/

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レイズドベッドの自然農エリア

相変わらず、石だらけの土地に汗だく、筋肉痛になりながらも、ついに15cmの深さを全て掘りきる。そこに、昨年の自然農エリア(赤:耕起(耕す)+堆肥)の土を、ふるいにかけながら入れ、生ゴミ処理機の堆肥、米ぬか、籾殻、軽く油かすなどで、土壌を整えていく。

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米ぬかを撒いたところ

 

そして、ついにレイズドベッドが完成!

2つ目の菜園エリアが完成して、感動のひと時。

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植える予定の種

2週間後くらいの様子

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レタス系は追加で植えた。また地這えきゅうりや冬瓜などもこちらに植える。


 最後の5.山間エリアは、また今度。

 

いずれにしろ、これだけの開墾は、ステイホームのこの時期でない限りは 絶対完成しなかった。

 

いやー、今年は本当に満足。