災害に備える:富士山の噴火
コロナ禍のニュースが続く中、こんなニュースが。
確かにこちらも備えておいた方が良いこと。
そもそも、なぜオフグリッド生活を目指しているか、というと
エコな観点もあるのだが、前の記事で書いたように、災害などの
不測の事態により、大きなシステムに頼り切っていることによる
リスクがあるから。
以下の反脆弱性の観点から言えば、予測不可能な世界においては、
ダウンサイドのリスクをできるだけ想定し、対策をしておく必要がある。
少しずつ、このブログを通して、そう言ったリスクを潰せればと思う
被害のケースは概要でこんな感じ。鎌倉は数日で交通麻痺になる。
一つ一つの状況、影響に対して、どう防ぎうるかを確かめる。
・道路:視界低下による安全通行困難、道路上の火山灰や交 通量増等による速度低下や渋滞。乾燥時10cm以上、降 雨時3cm以上の降灰で二輪駆動車が通行不能。
・鉄道:微量の降灰で地上路線の運行が停止。大部分が地下 の路線でも、地上路線の運行停止による需要増、車両・ 作業員の不足等により運行停止や輸送力低下。停電エ リアでは地上、地下路線ともに運行が停止。 積厚で木造家屋が火山灰の重み で倒壊可能性。
→個人としては、東京に仕事に行けなくなるが、これは今のようなテレワークで超えられる
→社会も、ある程度はテレワークで対応できる。ただし、長期のビジネスが止まることの影響は甚大。
・物資:一時滞留者や人口の多い地域では、少量の降灰でも買 い占め等により、店舗の食料、飲料水等の売り切れ。道 路の交通支障による物資の配送困難、店舗等の営業困 難により、生活物資の入手困難。
→個人としては、備蓄食料で1週間くらいはもつだろうが、そのあとは大変
→社会も、農作物やその配送への影響は甚大そう
・人の移動:鉄道の運行停止と道路の渋滞による一時滞留者 の発生、帰宅・出勤等の移動困難。道路交通支障により、 移動手段が徒歩に制限される。
→個人としては、スーパーなどに行くのに、自転車になりそう。
→ただ、それ以前に宅急便を始め物流網が止まったり、B2Bの物流が止まることでスーパーを始め、いろんな物資が止まる影響が甚大そう
→社会的には想像がつかないほど
・電力:降雨時0.3cm以上で碍子の絶縁低下による停電。数cm 以上で火力発電所の吸気フィルタの交換頻度の増加等 による発電量の低下。電力供給量の低下が著しく、必要 な供給力が確保しきれない場合停電に至る。
→個人としては、現在の停電シナリオと同様。太陽光、蓄電池。
昼間の売電分を蓄電に回しても、細々と使わないと。
→社会的には想像がつかないほど
・通信:利用者増による輻輳。降雨時に、基地局等の通信アン テナへ火山灰が付着すると通信阻害。停電エリアで非常 用発電設備の燃料切れが生じると通信障害。
少し分解する必要がある
・電話線
→光ファイバーなので使っていない
・光インターネット、光テレビ
→停電対策さえできていれば使える?逆にこれが何らか切れるとテレワークもできなくなるのでヤバイ。
・携帯電話
→ホームアンテナは、電気×光ネットワークを使うので、どちらかがやられると個人レベルでアウト
→基地局がやられると元も子もない
→ただし、ネットさえあれば、電話や4G出なければならないケースは少なそう
→ただし、携帯認証、SMS認証などが止まるのは結構ボトルネックになるかも。
・上水道:原水の水質が悪化し、浄水施設の処理能力を超える ことで、水道水が飲用不適または断水。停電エリアでは 浄水場及び配水施設等が運転停止し、断水。
→飲み水は備蓄で1ヶ月
→生活用水は、井戸が必要。煮沸できれば飲み水にも。
・下水道:降雨時、下水管路(雨水)の閉塞により、閉塞上流か ら雨水があふれる。停電エリアで非常用発電設備の燃料 切れが生じると下水道の使用制限。
・これも結構盲点。
・地形的に逆流の可能性は低いから大丈夫だろう。
・川の氾濫も影響は受けず
・本格的に下水が使えなくなったら、
キッチン周り→庭に排水
トイレ→非常用のトイレで過ごす。長期化する場合は庭に肥料にする。
・建物:降雨時30cm以上の堆積厚で木造家屋が火山灰の重み で倒壊可能性。
→これは、やはり屋根に上がって清掃できる状態にしておくべき
その他のリスク
・粉塵で家のパソコン、電化製品が壊れる
→こうなったらアウト。家の換気扇と隙間を全て把握して、潰す必要あり
・粉塵で裏山の木が枯れる?
→長期では意外にアウト。対策しようがない。雨で落ちるのか?
▼ネクストアクション
→蓄電池は早めに
→井戸も早めに
→備蓄リストの見直しも早めに
→屋根の見直しも早めに
→密閉チェックも早めに
→ネットできなくなるリスクはもう少し見極める