晴れは鎌倉、ときどき東京

鎌倉に移住し、半農生活や新しいライフスタイルを実験中

ブログ、再開。コロナショックを超えて。

大体いつもの事であるが、前回ブログを書こうと思って1ヶ月で更新が止まってた。

書いたのはちょうど去年の3、4月頃。

 

とはいえ、この1年で何を書きたいか(というか記録に残しておきたいか)少しクリアになってきた。なので、ブログの名前を変更。

 

旧タイトル「鎌倉移住と半農生活、ちょい自然農」から、

 

「晴れは鎌倉、ときどき東京」

〜鎌倉に移住し、半農生活や新しいライフスタイルを実験中〜

 

というタイトルに変更。

 

自己紹介がてら、移住や見えてきた方向性について、少し背景を書くと、

 

新卒の頃から東京のど真ん中に済み、その後会社を経営して、楽しい生活を送っていた。仕事も、遊びも、学びも、レストランも、ありとあらゆるものが集まる便利さを享受していた。

 

娘が幼稚園の年中くらいから、本当にこのまま東京に住み続けるのが良いのだろうか、世界中のほとんどの都市が、経済合理性を上げようとすればするほど、都市にあらゆる機能が集中し、ある意味究極の利便性が享受できるようになっている。

 

東京住んでいれば、ちょっとのタクシー圏内に、ほとんどの必要なもの、場所、空間、こと、が手に入る。

 

でも、それが幸せか?豊かか?と言われると、うーん、と唸ってしまう。

否定するほど、不幸ではもちろんない。

 

でも、それが本当に子供達に残したい体験や未来かというと、やはり、うーんと唸ってしまう。これも否定するほど、悪いわけではない。

 

多分、一つ問題なのは、仕事はもちろん、いい生活、いい教育をはじめ、便利・健康・文化活動・友人などなどあらゆるものを最適な配分で満たそうと考えた時、結局のところ、東京以外のオルタナティブがなかなかない事が一つ。

 

そして非効率や余白、イベント型ではない自然とのふれあい、何もなさみたいなもの、目に見えないゆっくりと流れる時間など、1つ1つは選択の因子として大きくないように見えて、とても大きなものが足りていない感じ。

 

これ、丁寧に言語化すると、本当に時間がかかりそうなので、このくらいで。

 

そんな思いをへて、3年かけて、会社の仕組みや構造をかえ、生活を変え、習慣やマインドを変え、土地を買い、家を建て、鎌倉に移住した。

 

会社を週休3日にし、都内に出るのは週3−4日に抑え、晴耕雨読まではいかないが、晴れたら農作業をし、社内はもちろん、クライアントワークも少しずつリモートを増やしていった。

 

去年の台風15号、19号は鎌倉にも大きなインパクトを与えた。庭というか裏山の大木が折れ、停電になった。もともとオフグリッド化を少しずつして行きたいと思っていたけど、それがきっかけで太陽光を入れた。今後は蓄電池や井戸などにも広げていく予定。

 

そこで気づいたのは、東京以外のオルタナティブがないことへの違和感と繋がっていて、要はあまりに大きなシステム(電力やインフラ)やサプライチェーン(工業製品、食料)の一部になっており、人間は本来自由であるにも関わらず、そこから逃れられない構造にいることへの違和感なんだと思う。

 

自給自足やオフグリッド、半農半Xなどの既成の(時に使い古された)言葉がどれもぴったり来るものはないのだけど、表面的にはそういう方向に向かい始めている。

 

多分、人間が作り出したものとはいえ、この変化の激しいビジネス環境や、異常(通常)気象、社会システムの崩壊などがあっても、しなやかに楽しく生きたり、働く在り方を模索したいのだと思う。

 

そして、ここ最近のパンデミックも。

 

もともと、オリンピックの期間中は、東京に行きたくなかったので、その時に備えてクライアントワークを全てリモートにして、海外逃亡して仕事をしようと思っていた。その思いはコロナショックによって、3ヶ月早く現実のものになった。

 

今年の2月から、会社の仕事は全てリモートワークにシフトし、クライアントミーティングもzoomでやり、毎日鎌倉の自宅にいる生活が始まった。

 

今立っている前提は、コロナの収束がしばらくは無いかもしれないこと。正確にはハーバード大学のいうように1−2年収束しない可能性だけではなく、ある程度収束したとしても元の生活には戻れないかもしれないこと、また収束したとしても新たな感染症や自然災害など、そういうものが日常的になること。

 

そうした時でも、しなやかに楽しく、まずは家族と。そして地域社会や会社のみなとつながりながら生きるってどういうこと?を、実験的に生み出していきたいんだと思う。

 

日々、趣味的なことしか書かないと思うけど、背景にある思いを描いてみた。

 

(要、推敲。誰も読んで無いからまだ大丈夫:笑)