植物は喋らない。観察が大事。
植物は喋らない。
でも、葉っぱなどを通じて、今の状態を教えてくれる。
そう思うと、少しずつ菜園の植物の声がわかるようになってきた。
と言っても、今の自分は恐らく、「英語を習い始めて3ヶ月」くらいのレベルで、ほとんど聞き取れてないとは思う。
でも、意識して声を聞こうとはするようになった。
2週間前に、ズッキーニを植えたら、すぐさま葉に異常が。
葉の周りが茶色に枯れ、葉の色も緑から薄緑に。
まず、すぐに頭によぎったのは、堆肥過剰。
正確には、ポットから移植する時に、馬糞堆肥が少し余ってたので、苗の下に敷いていた。
根に近すぎるかな?と思ったのだけど、堆肥だったら大丈夫だろうと思ってそのままやってしまったのがまずかったのかも。
ある商品を参考に馬糞堆肥の窒素・リン酸・カリの比率をみると1:1:2。
調べてみると、カリ欠乏は良く出てくるけど、カリ過剰はあまり出にくいのだとか。
過剰症
通常の栽培ではカリウム過剰症は出にくいですが、極端な過剰ではカルシウムやマグネシウムの吸収が悪くなります。
出典:
ちなみに、私がバイブルにしている井原さんの本には、
「病気の原因はカリ過剰。この事実に気づかねば野菜つくりは商売にならない。確かにカリ成分は必須要素である。”酒は百薬の長”と言っても適量の話で、過ぎればこれほどの害毒は無い。
(中略)
カリ過剰によって・・・常識とは逆に、茎葉を軟化させる。そして拮抗作用として、ホウ素・マンガン・鉄・胴・亜鉛の吸収疎外、それだけでなくリン酸やカルシウムまで吸収の邪魔をする。
とある。ここら辺は少しズレがあるので、自分なりに検証した方が良さそう。
いずれにしろ、カリ過剰になると、その結果カルシウムなどの欠乏がおこり、
それによってチップバーンが出るらしい。
カリウム(加里)過剰
症状の特徴
1)カルシウム欠乏と類似した症状、すなわち新葉の展開前からの
奇形・葉身先端部の枯れ「チップバーン」が現れる
出典:
https://www.hro.or.jp/list/agricultural/center/syuppan/ichigo/18.html
それを踏まえ、改めてズッキーニを見ると、なんとなく見た目にはそれっぽい感じ。
ただ、以下の写真手前の白い点々はなんだろう。
検証するために、1週間後に同じ畝に、夏すずみを植えた。
今度は苗の下に堆肥は入れず、袋物の有機培養土を下敷きにして植えたところ、チップバーン的な症状は出なかったので、先日のズッキーニの症状はやはり堆肥によるカリ過剰(によるカルシウム欠乏)だと推定。
それは良かったのだが、すぐに以下のような白い点々がでた。やはり白い点々は何か別の原因のようだ。
さらに、隣の畝にトマトを植えたところ、すぐに白い点々に似た症状がでた。心なしか、葉の色も薄まった気がする。
うーん、なんだろう。
色々調べたけどぴったりのものが見つからない。
以下は掲載されてなかったけど、調べた便利なサイト
結局、画像検索しながら、なかなか見つからない中で、一番一致感があった症状がこれ。
病害虫・生理障害
薬害
それをみてハッと気づいたのは、確かに植え付けの直前に、以下の殺菌剤などを撒いていて、「有機だから大丈夫」と思い過剰に散布していた可能性だ。
全体的に、土の質が悪いのを無理やり変えようと、色々入れ過ぎてしまったのかなというのが感想。
でも、概ね理由がわかって良かった。
あ、葉の色が薄くなったのは、まだ検証してない。。しかしもう疲れたのでまた今度。