自然農エリアの畝作り
今日のターゲットはこの自然農エリア。
赤緑青とエリアを分けて、比較検証していきます。
少し、背景を。
改めてこちらのエリアの方針は、こだわり過ぎない手軽な自然農と思ってましたが、同時にもう一つやりたいことが。
それは、自然農といっても(そもそも呼び方も含めて)かなりの流派があり、主な分類の軸は以下があります。それらを「なんとか農法」を真似る前に、自分なりに比較検証してみることでした。
〈軸〉
不耕起の有無〈検証項目〉
肥料の有無〈検証項目〉
除草の有無
農薬の有無
水の有無
あとは、当然ながら、種は直播き、育苗も自前でが前提になっていると思います。
▼検証概要
それぞれ、エリアを分けて検証しようとしていることは以下。
〈赤エリア〉
一旦耕起して、そのあと踏み固めて不耕起に近い形にする。
→そもそも、この土地が見てわかる通り、盛土をして作られた土地なので、普通の水田跡などと違い、岩がゴロゴロと埋まってます。赤と緑は、この岩を取り除き、大まかに土をふるいにかけることは共通でやります。
赤は、そこに土の改良をそれなりに行います。以下のように、元々の土5cmくらいずつの間に、層状に堆肥などを加えていきます。それぞれ少しずつ。
元々の土
金の腐葉土
元々の土
油かす
元々の土
過リン酸石灰、くん炭、微量栄養素
元々の土
裏山で取れた落ち葉の堆肥
元々の土
米ぬか
元々の土
馬糞堆肥
元々の土
8割完成。
完成が嬉しくて、やめれば良いのに、買ってきた特大アスパラと自然薯を植えてしまった。全て種からという実験趣旨からいきなり外れてしまいました。。が、これで終わりにしよう!
〈緑エリア〉
まだ、やっていないが、こちらは、土の改良を最小限度にする想定。
入れる想定は、以下。
くん炭
米ぬか
落ち葉堆肥
身近にあるものだけでやるイメージ。
〈青エリア〉
かなりハードに自然農を試す。
やったこと、やらなかったことは以下。
そもそも岩だらけの土地を耕起しない。
自然農で言うところの不耕起とは、水田跡や自然の平地など、まさしく自然な状態で植物が生い茂っている土地での不耕起栽培が想定されていると思う。
この土地は、家の建設のために盛土したので、下は岩がゴロゴロ含まれている土地。草だけは鬱蒼と生えていたので、かろうじてどうにかなるのでは?というダメ元での期待がある。
やったこては、表面にある草は軽く除草し、後ほど乾燥防止に活用。
その上からいきなり種を直播きする。
巻いた種を足で踏み固める。
周りに溝を掘る形で畝を作る。
溝を掘った時の土は、種の上に1cmほどの厚さで被せ、足で踏み固める。
その後で乾燥防止に刈った草をかぶせる。
文章に書くと長いが、3平米くらいの土地を整えるのにかかった時間は約30分。
赤エリアが、あれだけで延べ半日かかっているのと対照的だ。楽すぎる。
とはいえ、この青エリアはダメ元でやってる。そもそも、これだけ敷き詰まっている岩を取り除かずに、作物が育てられたら、それは相当衝撃だし、素人はみんな自然農から始めたら良いと思うくらい。
ちなみに、この土地がから出てきた岩はこちら。1.5立米耕起して、石が0.5立米くらい。半端ない。
▼検証内容
標準的にこれくらいの作物の芽が出て収穫するまでを検証する予定。
白オクラ
ホウレンソウ二種
レタス
ニンジン
カブ
水菜